【保存版】地上の太陽「核融合発電」:2030年代、エネルギーの常識が変わる

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Nuclear fusion power generation

「燃料は海水、ゴミはほとんど出ず、爆発の心配もない」――そんな夢のようなエネルギー、核融合発電がいよいよ現実味を帯びてきました。

でも、具体的にどうやって電気を作っているのか、意外と知られていません。今回は、2026年現在の最新状況を踏まえ、その驚きの仕組みをわかりやすく紐解いていきます。

目次

1. そもそも「核融合」って何? なぜ1億度も必要なの?

核融合とは、太陽が光り輝き続けているのと同じ、「宇宙で最もパワフルなエネルギー発生原理」です。

軽い原子(重水素と三重水素)が猛スピードでぶつかって合体し、別の重い原子に変わる。この「合体」の瞬間に、とてつもないエネルギーが放出されます。

なぜ「プラズマ」にするのか

原子の真ん中にある「原子核」はプラスの電気を持っていて、磁石の同じ極のように激しく反発し合います。そのままでは絶対に合体しません。

そこで、1億度という超高温まで加熱します。すると物質は、電子がバラバラに剥がれた**「プラズマ」**という特殊な状態になります。邪魔な電子がいなくなり、原子核たちが爆走して反発力を突き破り、正面衝突できる「土俵」が整うのです。

2. 魔法の「運び手」:中性子がエネルギーを外へ連れ出す

合体に成功すると、新しい「ヘリウム」と「中性子」が生まれます。ここで面白いのが、この2つの役割分担です。

  • ヘリウム: 電気を持っているので、炉の中に留まってプラズマを温め続けます(自分を燃やし続ける「火種」になります)。
  • 中性子: 電気を持っていないので、プラズマを閉じ込めている磁力をスッと通り抜け、猛烈な勢いで外へ飛び出します。

実は、この「飛び出してきた中性子」こそが、発電の主役です。中性子が炉の壁(ブランケット)にドカンとぶつかった時の衝撃が「熱」に変わり、その熱で水を沸騰させてタービンを回す。これが核融合発電の正体なのです。

3. 燃料をその場で作る「究極の自給自足システム」

核融合の燃料の一つ「三重水素(トリチウム)」は、実は自然界にはほとんど存在しません。ここが核融合の最大の弱点……と思いきや、実は「発電しながら、その場で燃料を製造する」という驚きの解決策があります。

鍵を握る「ブランケット」の凄さ

炉の内壁にある「ブランケット」には、リチウムという金属が仕込まれています。

  1. 中性子がブランケットにぶつかって「熱」を出す。
  2. 同時に、中性子とリチウムが反応して「トリチウム」が生まれる。
  3. 生まれたトリチウムを回収して、またプラズマの燃料として「再利用」する。

つまり、一度動かし始めれば、あとは海水から取れるリチウムを補充するだけで、炉の中で勝手に燃料が作られ続けるのです。この効率性と資源の心配がない点が、「究極」と呼ばれる理由です。

4. なぜ「絶対に爆発しない」と言えるのか

「核」と聞くと爆発を連想するかもしれませんが、核融合は従来の原発とは根本的に違います。

  • 「失火」する安全設計: 従来の原発は「燃えすぎるのを抑える」のが大変ですが、核融合は「燃え続けるように保つ」のが大変な技術です。何かトラブルがあれば、1億度の条件が崩れ、ガスコンロの火が消えるように一瞬で反応が止まってしまいます。
  • 燃料が微量: 炉内にある燃料は常に数グラム。一気に燃えて爆発するような蓄えがそもそもありません。

5. 日本がリードする「2030年代」の夜明け

かつては2050年と言われていた実現時期ですが、今や世界中で前倒し競争が起きています。

特に日本は、高市政権下の国家戦略により、「2030年代の発電実証」を明確に打ち出しました。京都フュージョニアリングなどの日本発スタートアップが、世界最高峰のブランケット技術や加熱装置で世界をリードしています。

「資源のない日本」が、エネルギーを輸出する国になる。そんな未来が、わずか10年ほど先に見え始めています。これが実現したとき、私たちの社会はどう変わるのでしょうか?

  • エネルギーコストの激変: 燃料はほぼ無尽蔵の海水。エネルギーが安価で使い放題になれば、これまでコストで断念していた「海水の淡水化」による食糧問題解決や、砂漠の緑化、さらには宇宙開発までが加速します。
  • 究極のクリーン&セーフ: CO2を一切出さず、事故が起きれば「勝手に火が消える」高い安全性。高レベル放射性廃棄物の心配もほとんどありません。
  • 「エネルギー輸入国」からの卒業: 資源のない日本が、自国の技術と海水でエネルギーを自給し、さらには核融合の心臓部(ブランケットや超電導技術)を世界に輸出するリーダーへと進化します。

結びに代えて

核融合は、人類が初めて手にする「太陽の火」です。 1億度のプラズマを磁場で見事に操り、中性子が運ぶ情熱的なエネルギーを、私たちの暮らしの光に変える。

2030年代、その第一歩が刻まれた時、人類はエネルギーの制約から解放された「新しい文明」の扉を開くことになるでしょう。

Nuclear fusion power generation

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